大安禅寺
村のはずれの お地蔵さんはいつも にこにこ 見てござる・・・

そんな歌を思い出す地蔵盆の季節です。関西や福井でも嶺南地方では盛んにおこなわれる行事です。子供たちの守り仏で知られるお地蔵様に感謝をささげる日。

※以前の地蔵盆の様子

大安禅寺の麓の村にも、穴地蔵様と慕われる古い古い地蔵菩薩の石の祠があります。私も幼い頃は、父に連れられ地蔵盆のお参りに行きました。恥ずかしい話ですが、当時の目当ては、そこで配られるお菓子でした(笑)ですが、子供が集まり手を合わせ、日々の暮らしに感謝の祈りをささげたあの頃が、今では懐かしいものになってしまいました。

残念なことに少子化が進み、ここ数年私一人でお経を唱えているのが現状です。存続していく難しさを、ひしひしと感じるとともに「祈る」ことに対して希薄になってしまったのかと思うと正直寂しい思いでいっぱいです。


現代の世は、御利益が目に見えて我が物にならないと心が向かないのでしょうか?目に見えない、自らを支えてくれている様々な大いなる命を蔑ろにしていいとは私は思いません。

目に見えないからこそ、心のアンテナを張りチャンネルをしっかりとチューニングする必要があるのです。自分の意に叶った取捨選択ばかりしいると、本当に息詰まったとき頼るものを間違えてしまいます。


そうならないように、今日はお寺と穴地蔵様でお経をあげました。

うらがまちのみならず、縁ある人々の暮らしが少しでも安寧でありますことを祈り感謝するのが私の僧侶としての使命であり誇りです。

オン カカカ ビサンマエイ ソワカ(地蔵菩薩真言)

大安禅寺 高橋玄峰 合掌


|2020,08,24, Monday 06:00 PM |
 
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